筋トレが強化するのは筋肉だけではありません。
筋トレは骨もまた強くします。
中高年になると骨粗しょう症の予備軍が増えてきます。
骨がスカスカになって骨折しやすくなるのが骨粗しょう症。
骨粗しょう症は骨の老化そのものですが、筋トレは筋肉を鍛えるだけではなく、骨を強くして骨粗しょう症を防ぐ働きがあるのです。
自分には関係ない。と思っていませんか?
後から後悔する前に今知っておきましょう!
まずは骨についておさらいしましょう。
骨は人体のフレームの役割を担っており、建物でいうなら構造材に担当します。
骨のつくりは、タンパク質からつくられた線維状の基本構造に、カルシウムやマグネシウムといったミネラルが硬く結晶したもの。
建物の柱にたとえてみると、タンパク質が鉄筋であり、ミネラルがコンクリートに相当します。
骨も筋肉や皮膚と同じように新陳代謝しています。
破骨細胞が骨のリモデリング(再構築)といいます。
加齢とともに破骨細胞による分解が優位になり、骨芽細胞による合成が抑制されるようになります。
こうしてリモデリングが乱れた結果、骨に結晶しているミネラル分である骨量が減り、骨がもろくなって、骨粗しょう症になるのです。