また、睡眠時間だけでなく「睡眠の質」も重要。
睡眠には、眠りの浅いレム睡眠と、眠りの深いノンレム睡眠があり、基本的に90〜120分周期で交互に入れ替わります。
ノンレム睡眠はさらに眠りの深いステージになると人間の意識を司る大脳皮質の活動が顕著に低下します。
眠りに落ちた入眠後、この状態が最初に訪れるタイミングで成長ホルモンは最も多く分泌されます。
7時間の睡眠時間が取れない人でも、深い眠りに落ちれば成長ホルモンがしっかり分泌され、筋肥大効果が高まります。
逆に眠りの浅い人は、なかなか深いステージのノンレム睡眠にいたらず、成長ホルモンの分泌量も少なくなります。
・夜中に目が覚める
・起きたときの「グッスリ感」が感じられない
・昼間に眠気を感じる
このような方は浅い眠りに多い特徴です。
睡眠が浅くなる主な原因には、様々な原因があります。
3.睡眠が浅い原因
①照明やテレビをつけたまま眠ると、脳が昼夜と錯覚して体を活動的にする交感神経が優位になります。
さらに明るい場所では睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌も減少するため、眠りが浅くなりやすい。
②就寝直前までPCや携帯電話を見ていたり、ゲームをしていたりすると、興奮して交感神経が優位になります。
また、夜ふかしして寝不足が続くとコルチゾールの分泌量が増えて成長ホルモンの分泌が妨げられます。
③コーヒーなどで就寝前にカフェインを摂取すると、カフェインの覚醒作用によって眠りが浅くなりやすい。
さらにカフェインの利尿作用によって就寝中に目が冷めやすくなるリスクも。
この3点に当てはまる方は少しづつ改善していきましょう。
継続していくと次第にカラダが覚えるものです。
何事も継続が大事だということですね。
筋肉のためにもですが、これから先の人生をもっと豊かにするためにも今できることから始めていきましょう。