筋トレ前の食事は「タンパク質+糖質」が基本。
タンパク質の摂取には、筋肉の分解を抑制する効果がある。
糖質の摂取は、糖質が代謝される過程で乳酸が育成されるため、成長ホルモンの分泌が促進される。
筋トレ中にエネルギー源(糖質)が不足すると筋トレの強度が上がらないため、糖質の摂取も不可欠。
さらにエネルギーを糖からとれないとカラダが判断すると、筋肉を分解しタンパク質からエネルギーをつくりだそうとするカタボリック状態となる。
糖質の摂取量はご飯1膳分程度が目安。
筋トレの2〜3時間前に摂取するのが良い。
(摂取する食品の消化吸収の時間による)
満腹感を感じたまま筋トレを行うと消化器官に血液が集まり、代謝反応が下がるので注意。
ポイント1
筋トレ開始2〜3時間前にタンパク質を摂る
筋トレ前にタンパク質を摂り筋トレ中の筋肉の分解を抑える。
摂取量は20グラムが目安。
筋トレ開始までに2〜3時間あればある程度消化吸収できる。
プロテインなら1時間前に。
ポイント2
エネルギー源の糖質も摂る
筋トレ前にエネルギー源の糖質もしっかり摂る。
摂取量は筋トレの量や時間の長さ、PFCバランスなどから算出。
減量期でなければ50〜70グラムをひとつの目安に。
ポイント3
脂質の摂取量を減らす
脂質はタンパク質や糖質より消化吸収に時間がかかるため、筋トレ前に脂質を摂りすぎると消化器官に血液が集中し、筋トレ中の代謝反応を低下させるリスクになる。
ポイント4
・食事の時間がなければ筋トレ開始1時間前に糖質(果糖)が摂れるバナナを食べても良い。
果糖は素早く消化吸収されてエネルギー源となるが、血糖値はほとんど上昇しない。
血糖値が上昇した状態で運動を行うと、体脂肪が代謝されにくくなる。
・筋トレ前のタンパク質をプロテインで摂る場合は、そこにはちみつを加えて糖質を摂るのも有効。
果糖を含むはちみつも消化吸収が早いものの血糖値を急上昇させにくい。
ただ摂りすぎは注意。