最近の日本人の食生活は、炭水化物過多の傾向にありました。
昔は洋食よりも和食文化の傾向が強かったため、頻繁に肥えている人を見かけることはなかったといいますが、最近はいろんな国のソウルフードが普及し始めて1日のカロリー平均がぐっとあがったとみられています。
たとえば、男性支持率の高い揚げ物系の丼飯や背脂系のラーメン、女性支持率の高いピザやパスタ。
どれもみんなが大好物ですよね。
いずれも炭水化物に脂質をのせたものが多いです。
人気で美味しいものにはカロリーがたくさんということです。
偏りを指摘し、気付きを促したという意味においては炭水化物制限ダイエットの登場はよかったといえます。
ただし、勘違いをしたままでは本質的なボディメイクにはたどりつけません。
ここで意識を切り替え、新たな取り組みに着手してもらいたいです。
精製されていない穀物には野菜以上にビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれていると書きました。
そして、質を選んだ炭水化物は糖質そのものではなく「+豊富な食物繊維」であるというところまで、お伝えしています。
質を選んだ穀物を食べることは、すなわち豊富な食物繊維を摂取することと同じです。
食物繊維をしっかり摂ると、体内では糖質と脂質の吸収スピードがゆるやかになり”血糖値の爆上がり”を抑えられます。
食欲が抑えられ無駄な間食がなくなって、無計画な栄養摂取をしなくなる。
つまりは、太りにくい食生活に近づくということです。