一日中デスクワークで座りっぱなしだったのに疲れて「やりたくない」と思った場合は少々無理をしてでもやってみましょう。
筋トレをすると疲れが取れて、むしろすっきりするケースが多いからです。
デスクワークの疲れは精神的なもの。
一日中パソコンやタブレット端末の画面を見ながら、細かい作業をしていると誰でもどんよりした疲れを感じます。
これは脳が感じている疲労です。
じっと座っているだけですから、カラダは元気そのもの。
座りっぱなしだと血液循環が悪くなり、脳に疲労を感じさせている疲労物質を洗い流して代謝する作業が滞ります。
それがどんよりした疲労感の元になっているのです。
筋トレに限らず、運動をすると血液循環が改善しますから、疲労物質の代謝が進み、疲労感が軽くなります。
下半身の筋トレは血液循環をよくする働きがありますから、精神的な疲労を軽くするのに効果的です。
だまされたと思って1セットだけでも、やってみてください。
1セットやると気分が変わり、2セット目もできるようになり、結局その日のノルマが全部達成できるに違いありません。
一方、営業の外回りなどで肉体的に疲れていて「やりたくない」と思ったときには、筋トレは中止しましょう。
運動で血液循環を良くすると、肉体的な疲労も軽減されますが、疲れた筋肉にムチを打って筋トレをしてもフォームが崩れてトレーニング効果が下がるのが関の山です。
肉体的な疲労があるときは、筋トレよりも身体的な負担の少ないウォーキングで血液循環を促してやりましょう。
何もしないでただバタンキューで眠るよりも、歩いて軽くカラダを動かしてやったほうが疲労回復効果は高くなります。
これは「積極的休養(アクティブレスト)」と呼ばれています。
スポーツ選手が試合後に軽いジョギングを行うのも、アクティブレストのためです。