アミノ酸スコアが高い食材であるほど、栄養効率が良く筋肥大に有効です。
アミノ酸スコアが100というタンパク質食品の代表格は、牛・豚・鶏肉などの肉類、マグロやアジ、イワシなどんお魚類、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、卵など。
つまり、動物性のタンパク質食品です。
ならば、トレーニング時はこうした食材さえカバーしていればいいかというと、必ずしもそうとは限りません。
これらのタンパク質には脂質が多く含まれているものも多いので、肉や魚の種類や部位には気をつけて摂っていくのが理想です。
そして植物性タンパク質の代表格、大豆もまた積極的に摂り入れたいタンパク質食品だからです。
その理由のひとつは、私達日本人が古くから大豆を利用した食生活を続けてきたということ。
豆腐や枝豆、きな粉、おからなどの食材は日常的に口にしてきましたし、味噌、醤油といった和食の基本調味料の材料も大豆です。
それだけ常食してきたということは、日本人のカラダには大豆タンパク質を消化する酵素が十分に備わっていることを意味します。
さらに、大豆タンパク質には動物性タンパク質のようにコレステロールが含まれていません。
それどころか、大豆によって血液中のコレステロール値が減るということが、多くの文献で証明されています。
しかも、低カロリーで食物繊維が多く含まれていることも大きなメリットです。
食物繊維には腸内環境のバランスを整える役割がありますから、栄養の吸収率を下支えする効果も期待できます。