400の筋肉のうち、優先的に鍛えておきたいのは、カラダの外側にあるアウターマッスル。
外側にあるアウターマッスルはボディラインの輪郭をつくっていますし、サイズが圧倒的に大きいので肥大すると基礎代謝を上げて太りにくい体質をつくってくれます。
体型を整えて中年太りを防ぐには、アウターマッスルから優先的にトレーニングするのが効率的なのです。
優先度の高いアウターマッスルは次に挙げる10ヶ所の筋肉です。
下半身では、太腿前側の大腿四頭筋、太腿後ろ側のハムストリングス、お尻の大臀筋、ふくらはぎの下腿三頭筋。
体幹では、お腹の腹直筋、脇腹の腹斜筋群、腰背部の脊柱起立筋。
体幹とは、手足を除いた胴体中心部です。
上半身では、胸の大胸筋、背中の広背筋、肩の三角筋。
以上10ヶ所の筋肉の優先度が高いのですが、背中の僧帽筋、上腕前側の上腕二頭筋、上腕後ろ側の上腕三頭筋、お尻の中殿筋の4つをプラスするとさらに良いでしょう。
計14ヶ所を一度に鍛えようとするとそれなりに時間がかかるので、鍛えたいところを選んで筋トレして下さい。
アウターマッスルに対して、カラダの深層にある筋肉をインナーマッスルと呼びます。
インナーマッスルは骨に近いところにあり、関節の動的安定性を保つなど大事な働きをしています。
関節の動的安定性を保つなどの大事な働きをしています。
関節の動的安定性とは、関節を筋肉で安定させるという意味。
ちなみにこれに対して静的安定性とは、軟骨や靭帯のように動かないもので関節を支えることをいいます。
インナーマッスルの重要性は最近注目されていますが、動的安定性を高めるために日常的に使われているため、運動不足や加齢で衰えにくいという特徴があります。
運動不足や加齢で衰えやすいのはアウターマッスルなので、筋トレをするときはアウターマッスルにターゲットを絞って行うべきなのです。