筋肉は筋トレ時にリアルタイムでつくられているわけではありません。
トレーニング後、とりわけ睡眠時につくられることがわかっています。寝ついてから1〜3時間後、脳からは大量の成長ホルモンが分泌されます。
これによって全身の細胞の修復や分裂が行われます。
筋肉がタンパク質を取り込んで肥大するのも、このタイミング。
つまり、いくらトレーニングに励んでも、質のいい睡眠を十分とれていなければ、思うようなカラダづくりはできないということ。
筋トレ効果を最大限に活かすためには、とにもかくにも睡眠の量を確保することが重要なのです。
睡眠にはカラダと脳の両方を急速させる深いノンレム睡眠と、脳が覚醒した状態の浅いノンレム睡眠の2種類があります。
眠りについた直後、通常は深いノンレム睡眠に移行していきます。
個人差は少々ありますが、ノンレム睡眠とレム睡眠のふたつの睡眠は、90分1セットで交互に繰り返されます。
睡眠の最大の目的は脳の疲労を解消したり記憶を整理したりすることです。
その目的のためだけなら、4セット6時間で事足ります。
しかし、カラダの疲労をとるには、それでは不十分。
最低でも5セット分、450分=7時間半の睡眠は確保しなければ、カラダはリフレッシュできないのです。