サーキット・トレーニングとは通常5種目以上の筋トレを休み無く続ける方法のことをいいます。
例えば、5種類の筋トレを行う場合、通称は、1種目ずつ3セット行います。
1種目が3セット終わってから、次の3セットへ進むのです。
これをセット法と呼びます。
それに対してサーキット・トレーニングでは、5種目を1セットずつ行います。
1セットずつ行ったら、60秒ほど休んでから、最初に戻って2セット目を行います。
円(サーキット)を描くように元に戻ることから、サーキット・トレーニングと呼ばれるのです。
3サイクルすれば5種目が3セットずつ終わります。
セット法ではセット間に平均60秒ほどのインターバル(休息)を入れますが、サーキット・トレーニングではサイクル間のインターバルのみで、種目と種目の間はインターバルはなし。次から次へと休み無く行うことで、筋肉を鍛えながら有酸素運動と同じように体脂肪が燃やせるようになります。
まさに一石二鳥です。
有酸素運動は息が切れない程度の一定のペースで行い、心拍数を毎分120〜130拍くらいに保ち続ける必要があります。
セット法で行う通常の筋トレだと、インターバルで休んでいる間に心拍数が下がります。
サーキット・トレーニングは休憩を入れないで休み無く続けるため、心拍数が高くキープされるので有酸素運動と同じように体脂肪が燃やせるのです。
セット法と比べると、サーキット・トレーニングはインターバルで休めませんから、ちょっとしんどく感じるでしょう。
でも、インターバルがないため、トータルの運動時間は短くなるという見逃せないメリットがあります。
忙しい人にとって、短時間で筋肉を鍛えて体脂肪を燃やすサーキット・トレーニングは、理想的な運動プログラムのひとつ。