炭水化物が分解される速度に影響を与える要素がいくつかあります。
まずは遺伝的要因です。
いかに速く炭水化物が分解されようが、その影響を受けない人もいます。
彼らの身体は、1日中同じようにインスリンが分泌されるようにできています。
豆やキャンディー、クッキーを食べようが同じです。
これらの人々は、生まれながらにして痩せていることが多いです。
それ以外の人は、GI値が高いものを食べれば脂肪が蓄積しますし、急激な血糖値上昇に続いて起こる血糖値の急降下によって気分が悪くなったり、だるさを感じたりすることがあるでしょう。
そんな人にとってGI値の低い食品を食べることは効果的です。
その中でも脂肪が少なく、痩せ気味の人は、GI値の低いものから高いものを摂るに切り替えることができます。
元々痩せている人は、体脂肪が少ないために、いくら炭水化物を取ろうが、常に分泌されるインスリンの量は少ないものです。
反対に、脂肪の量が多いと、大量のインスリンを分泌するよう、すい臓が刺激されるのです。
今述べたこと以外に炭水化物が分解されるスピードに影響を与える要素について説明しておきましょう。