筋肉の疲労や緊張は、運動やトレーニング以外から引き起こされる。
重力が局所的にかかるような姿勢を日常的に長時間続けていると、骨格のバランスに歪みが生じ、歪んだ骨格を支え続ける筋肉に過度な負担がかかる。
現代いおいて多く見られる症状が、椅子に座る姿勢によって生じる歪みと、パソコンやスマートフォンなどを凝視することで生じるゆがみである。
特に近年増えてきているのが、スマートフォンの凝視によるストレートネックである。
こういった歪みを放置すると、骨格は歪んだままの状態で固まり、その歪みを補うためにさらなる歪みが生じる。
周囲の筋肉や筋膜も緊張が取れなくなり、次第に可動性を失っていく。
骨格の歪みによる筋肉の疲労や緊張はマッサージやストレッチを行って取り除くこともできるが、根本原因である骨格の歪みを改善しない限り、すぐに同じ状態へと戻ってしまう。
骨格の歪みは自分では気づきにくい症状も多いため、筋肉の張りや硬直が歪みのサインとなるケースも多い。